カンボジア警察の備品

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バンテアイスレイの入り口の前で、片言の日本語で話しかけてくる警察官がいました。写真真ん中の記章とワッペンを取り出し「2つ5ドルで買わない?」

こいつ本物の警察官かいな、と疑いつつ「高いよ!」と応じると値段交渉に・・・、制服につけてた記章を取り外し、これと併せて10ドルと言うので「10ドル払うから、ポケットの物全部出せ」と写真右側のワッペンも奪ってきた訳です・・・

下手すれば手錠やらなにやら身ぐるみ全部売りかねない勢いでしたし、他の警察官は見て見ぬ振り・・・

バンテアイスレイを見終えて、トゥクトゥクのあんちゃん達に「これ、本物かな?」と尋ねたところ、顔色を変えて「どうやって手に入れた?」と逆に尋ねられました。仔細を話すとあきれ顔で「本物だよ、これを着ければ警察官だ。こんな事が多々有るので、警察官を遺跡の中に入れなくなったんだよ」

そういえば空港でも係り員が、用紙の記入漏れを見つけ「I help you. You help me.」と繰り返し呟いていました。もちろんにこやかに「Thank you.」と言って通ってきましたが。

カンボジアでは公務員が腐敗しているのでしょう。それはもしかしたら給料が低いせいなのかもしれません。ですが一般の人達はそれを不満に感じている。良い記念品だと思ってはいますが、あんちゃん達にはちょっと悪い事をしたなと少々後悔をしています。

Updated: 2014年12月10日 — 5:38 PM