唱えて学習

「殷周秦漢♪」に意味ある?

昔、流行りましたね、「アルプス一万尺のメロディーで中国王朝を覚える」ってやつ。メロディは何でも良いようです。

ですが、単に中国王朝の順番を覚えても無駄です。

「どんな名前の王朝があったか」は覚えられますが、「Sunday、Monday、Tuesday~♪、火曜日はTuesday!」のように役立つことはまずありません。

各王朝がどういう王朝で、どう滅んだかを覚えることが大切です。ここが「道具」としての学習と「中身」としての学習の違いです。

英語を「中身」として大学などで学んだ場合には、「なぜTuesdayと言うのか」などまで考えなければならないでしょう。

ちなみに「秦・漢・魏・晋・北魏」などの王朝名は、ほとんどが地名です。建国者が前の王朝から与えられていた位・領土による名前が多いです。

「秦の次に出てくる王朝はなにか」なんて、順番を素直に聞いてくれるのは定期テストだけです。

大学入試や凝った定期テストなら、もっと難易度を上げるでしょう。

「三国の魏呉蜀で二番目に滅んだのはどれか」なんてのがクイズとしては上出来です。

リズムにのって

ですが「リズムにのって」それ自体は悪いアイデアではありません。悪いのは、丸暗記でストップしてしまうことなんです。

先にあげた「中国王朝覚え歌」も、どんな王朝があったかを覚えるためになら非常に有効な手段です。

江戸時代の日本では『論語』などを丸暗記するとき、師匠が独特のリズムをつけて読み下し生徒はそれを復唱しリズムにのって覚えたそうです。

とくに難しいカタカナ語などは、耳で聞きリズムにのった方が覚えやすいのです。

英語の「Repeat after me!」と同じ感じでしょうか。リズムに乗って覚え、それを口に出して唱えてみれば苦手なカタカナ語でも覚えやすいはずです。

最近はスマホもあることですし、自分の発声したものを録音して聞いても良いんじゃないでしょうか。

私も追々ここでやろうと思います、覚えにくい文化史などを木魚でも叩きながら「さあ、Repeat after me!」

ノリノリでやってしまいそうで恐いです…