ニャックポアン〔ニークピーン〕は、12世紀にジャヤヴァルマン7世が人工湖の中心に建立した寺院で、塔の周囲に四つの人口池を巡らした、他に類を見ない形だそうです。
ガイドブックなどの写真は乾期の写真なので、印象が全く違います。湖に架けられた一本の木橋を渡って寺院まで行くのですが、丁度スコールが降り始めてかなり幻想的な様子でした。
わりと激しいスコールに降られてます。写真から解るでしょうか。トゥクトゥクのあんちゃんから借りた、壊れたバラ柄の傘を差したアヤシイ東洋人・・・注目の的だったはず。乾期なら塔の近くまで近づけるようですが、降りられず。写真左手に見える観世音菩薩が白馬と化し、男を助けたという説話に題を取った像も遠くから眺めるだけでした。ですがそれに代わる、雨期の表情がとても幻想的でした。
ニーク・ピーン