フィレンツェのサンタマリアノヴェッラ駅に荷物を預けて、電車に揺られてピサまで。折角なのでピサの斜塔くらいは見ておきたいと思ったからです。
ピサ観光の後、ボローニャに行き二泊するつもりでしたから、急いでタクシーに飛び乗り「ドゥオモ!」と一言、運転手のおっちゃんが親指立てて「シーシーシー!」、モノスゴイ速さで到着しました…
入り口手前で「うぉ、傾いてる!」と興奮して叫んでいた日本人は私です… 最初に向かって右手のチケット売り場でチケットを買う必要があるのですが、斜塔のてっぺんまで登るのは「値段が高い・待ち時間がかかる・しんどそう」の三拍子揃っていたのでやめました。
まずは周囲を一回り。やはり斜塔はかなり行列が出来ていました。入場までに一時間は軽くかかるんじゃないでしょうか。次回を期して、今回は洗礼堂と大聖堂のみを見物です。
大聖堂内部、側廊と身廊が別れています。教科書ではロマネスク様式と説明されますが、ここはバシリカ様式に見えます。えらそうに言っていますが、建築は完全に専門外なので解りません…
一番奥の基壇です。差し込む光と壁面のモザイク、天使を象った燭台。往事の都市国家、ピサの隆盛を偲ばせます。他にも写真は撮ってみたのですが、大聖堂内部はかなり薄暗く見せられる写真がありません…
大聖堂から出て、斜塔を見物。こう見たらかなり傾いてます。最近コンクリートで基礎を固めてしまったらしいので、これ以上傾くことは無いそうです。ガリレオが落下実験を行えたのも、この角度ならではです。
おまけ。世界中からやってきて、念力で斜塔の傾きを直そうとしている方々。手をあげて、ほら念を送っています。この勢いでいくと、早晩斜塔は真っ直ぐになってしまうに違いない…嘘です。斜塔を手で支えてるように見える記念写真を撮ってるだけですね…