ロードノイズ・風切り音

静かなんだけれども・・・

新型デミオ、思った以上に静かです。コンパクトカーにしては、ロードノイズや風切り音を「目立たないように上手く処理」している感じで、オヤジの初期型プリウス〔正式な年式は解りません〕に比べれば雲泥の差、普通に走っていれば運転席と助手席の会話が後部座席でも充分に聞き取れます。プリウスはそうはいきません〔新型プリウスはだいぶ良くなっているようです〕

ところが、高速走行では話が違ってきます。時速80㎞近くなってくると風切り音とロードノイズが目立ってきます。

そこで、お手軽にロードノイズ・風切り音対策が出来ないか対策グッズをAmazonで探してみるとやっぱりありましたエーモン工業、以前ヒューズをホームセンターで購入したことがある自動車パーツの会社が静音対策用品を売り出しているようです。これを使ってみることにしました。

まずはお手軽に

まず、一番お手軽そうなエーモン 静音計画 風切り音低減フィンセット 2642を購入しました。

取り付けも両面テープでつけるだけなので簡単、ドアミラー下部、ウィンドウ前部・前部後部のウィンドウの間の3箇所にパーツを両面テープで貼り付け、風切り音を逓減させようというパーツです。値段もお安く1000円以下、まずはこれから。

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見えにくいですがミラー先端下部に、円錐形のパーツを取り付け。

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前ウィンドウの三角部分にパーツを貼り付け。

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それから、前部と後部のウィンドウの間にパーツを取り付けます。効果の程は・・・僅かに風切り音が低下したように思います。少なくとも窓を開けると風が直接吹き込んでくる事は無くなりましたが、 80㎞オーバーで耳に付いていた音はどうやら風切り音だけでは無い事もはっきり解りました。

懸念はしていましたが、XD Touringのタイヤの薄さがロードノイズに大きく影響しているようです。

徹底的に・・・

一度やり始めたら最後まで、悪い癖ですがある程度まではやってみたくなります。

再びAmazonで見つけたエーモン 静音計画 静音セット 2690エーモン 静音計画 風切り音防止モール ドア用 ドア2枚分(約2.1m) 2652を購入して、静音化を進めてみましょう。なんだかエーモン工業の思うつぼですが・・・

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まずはこれ。エーモン 静音計画 静音セット 2690、Amazonで4000円程度のものです。

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これが中身。ロードノイズを低減するためフロアマットの下に敷く防音材LとMサイズ、前部ドアの密閉性を高めるためのゴムモール、ボンネットの隙間埋めゴムモールのセットです。

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新型デミオは前列が広いので前列に防音材Lサイズを使い、後列にMサイズを使います。鉛筆でフロアマットをなぞり、ハサミで切り取ります。

DSC_0176敷いた後ずれないようにマジックテープを貼り、車内に取り付けます。お手軽ですね。

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元々装備されているドア側のゴムを水性ペンでなぞり、ドアを閉める。するとボディ側に転写されますから、そこにゴムモールを貼っていきます。詳しい取り付け方法はエーモンのホームページを参照してください。

上の写真は施行済み、外側のゴムモールです。半ドアになりやすくなりましたが、明らかに外部の音が遮断されています。これは非常に有効です。後部ドアにも施行したくなりました。

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後は、前部ドアと後部ドアのすき間を埋めるゴムモール。ゴムモールを適切な長さに切って押し込むだけで物凄くお手軽なのですが新型デミオには、形状の問題で隙間全部に取り付けることは出来ません。

上下に少しすき間が残っています。

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ボンネットの隙間埋めゴムモールも形状の問題で、すき間全てを埋めることが出来ません。だいぶ余ってしまいました。

効果は、非常に高いと思いました。何よりドアを密閉させるゴムモール、この効果がダントツに高いです。風切り音は劇的に減ったのですが、今度は後部座席から聞こえてくるノイズが気になり出しました。あちらを叩けば、こちらが顔を出す、ノイズ対策ってモグラ叩きみたいです・・・

キリが無い・・・

あっちが静かになれば、こっちが目立つ。そろそろ、キリが無いんじゃないかと思いはじめましたが、ここまでやったらやれることは・・・

三度Amazonを通じて追加、エーモン 静音計画 風切り音防止テープ ドア2枚分 約4.3m 2650とトランクルーム用に【N-spec】シンサレート大判(約1520*1000*13mm)、あとトランクルームの共振防止用に東京防音-制振防音テープ-P-100-幅100mm×長1M×厚0-3mm-1本入を貼り付けてみることにしました。

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後部ドア用にモールは全部と同じ要領で貼っていきます。ちょっと歪んでますが、素人作業なのでご愛敬と言う事で。

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トランクルームはパンク用膨張剤が入ってある発泡スチロール製の容器を外し、鉄板部分に鉛テープを貼り付けた後、納車前に購入し敷いてあったトランク用マットの形をを取って、ハサミで切った後にマットの下に敷きます。残ったシンサレートもこの下に敷いてあるので多少のでこぼこは出ますが、やむを得ません。鉛筆ではシンサレートに印をつけられないので、昔採点で使用したダーマトグラフでなぞって切り取りました。

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後部ハッチは、余った前後部のドア用ゴムモールでシーリング。余りを貼り付けますので接ぎが出てしまいますが、ドア用が余るのでハッチ用を買うのはもったいないです。

結果は・・・

最初と比べると劇的に静かになったように思います。

特に80㎞以下の走行時には、今までより遙かに静かになりました。80㎞以上では他の音が減ったためかロードノイズが目立ちますが、それも以前よりは明らかに低減されています。

ただ外部の音が少し聞こえにくくなりました。全く聞こえないのでは無いのですが、対向車のエンジン音などは真横を通過した時だけ聞こえます。「外部の音は聞こえにくい」と普段から注意しておか無ければなりません。

1万円以下の出費ですが、対価に見合った効果はあるように思います。手間もそうかからないですし、やってみる価値は有るでしょう。

Updated: 2023年2月28日 — 12:32 AM