簡潔に言えば去る3月31日、JR堺市駅まで人を迎えに行かねばならなくなり、堺駅前商店街で「通行禁止場所通行」の反則切符を切られました。それだけなのですが…
堺市駅周辺の道路は一方通行、進入禁止ばかりでかなり標識に注意をしながら、私は駅前に近づこうとしていました。西側からの侵入は「禁止」の標識がでていましたので諦め、東側から回り込みました。
現状はこうです。これはGoogleMapから借りてきた写真です。右側に「歩行者・自転車専用」の標識が見えます。ですがこの標識、歩行者や止められている自転車を避けて道路右側に目一杯寄っていた右ハンドル車に座る私からは全く見えませんでした。車中央に載っている広角カメラで撮影したこの写真でも禁止時間は曲がっていて確認できません。それでこのT字路を右折、進入した道路で切符を切られた、と言うワケです。
私は道路標識に全く詳しくはありませんが、一方通行で車両が来ない方向に正面を向けて立つ、この標識の意味は何でしょうか。斜め45度の角度をつけたり、こちらに正面を向け補助標識をつけたら、線路が歩行者・自転車専用だと思い込む人が居るのかも知れませんが…
まあいつもなら警察官との問答の後、標識は見えなくても進入禁止には違いないから仕方無いなと思い反則金を納めたはずです。ですが今回は、切符を切った北堺署巡査部長〔以降「巡査部長」と記します〕の言うことがとても納得出来ませんでした。
「標識は無かったはずだ」と私が言うのに対し、一緒に現場まで走りこの標識を確認しました。そもそも、この商店街路に侵入する通路の数は知れています。取り締まりをするならそれくらい確認してからやるものだとは思いますが。現場に着き、私が「この標識は右寄り右ハンドル車からはとても見えないじゃ無いか」と言うと、道路左端に寄って「見える」と巡査部長は主張します。
「時間帯表示も曲がっていて見えないし、こちら側からは見えない。これは取り締まる側にも落ち度は無いか」と私が問えば、「警察と道路管理者は別なので、警察に標識に関する責任は無い」と巡査部長は主張します。
「この取り締まりに関して異議申し立てをしたい。この標識で取り締まられるのは納得がいかない」と私が言えば、「反則金を支払う前でも、支払った後でも構わないから交通反則告知書〔違反切符〕裏に記載されている電話番号に電話をすれば異議申し立てができる」の一点張りです。
人を待たせていたので、やむなく違反切符に署名捺印をしました。
その夜、やはりこのやり取りはおかしいと思い反則切符裏に記載されていた番号に電話をしたところ、電話に出た当直の方に「その件は北堺署に電話をしてくれ」と言われ電話番号を教えられました。
北堺署に電話をすると、交通安全指導室の当直の方〔巡査部長らしいです、以降「電話の人」〕が出たので、上記の話を伝え「異議申し立てをしたい」と伝えました。すると電話の人は「現場をこの時間からは見に行けないので、違反に関する詳細な事は言えない。ただ反則金を払い込んだら処分を承服したことになるから、払い込む前に北堺署に来て欲しい。標識の設置は道路管理者だが、警察にも標識に関する部署があり、責任はある。時間は取らせない、20分程度で済む」と言うんです。一体何が本当なんでしょうか。
二・三日中に北堺署に出向くことを約束して電話を切りました。巡査部長がその場でこの事実を正確に話していてくれたら、かからなかったであろう交通費と時間の無駄です。
巡査部長が悪い人だとは全く思いません。一人称は「おまわりさん」で寧ろ人の良い優しそうな警察官に見えました。しかし「違反切符を切」り署名させ、反則金を納めさせると言うプロセスに則って話を半ば強引に持って行った事は事実です。
私が「商店街道路から左折して抜けたくても、クロ○コの車両が止まっていて通りにくかったのだ」と伝えると「そこを強引にでも通り抜ければ、違反は取られなかった」と答える、まるで警察官に見つかって運が悪かったと言うように。
「もし仮にそこで抜けたとしても、警察官に見つからなかったとしても、私が違反を犯したことには変わりない。問題にしたいのは私に違反を犯させたあの標識についてなのだ」
最後まで、理解はしてもらえなかったようです。