サント=シャペル

カペー朝のルイ9世、聖王ルイが買い集めた聖遺物を収めるために建てたのがこのサント=シャペルだそうです。ゆえに建設は13世紀、ゴシック建築です。

そもそも都市としてのパリは、このシテ島から始まっています。ローマ人が建設したルティティア=パリシーオールムの中心は、このシテ島。カペー朝の王宮もシテ島にあったそうで、サント=シャペルは古いシテ島の宮殿内に建っています。

矢印の辺りの入り口が有ります。誰も並んでいないのを不思議に思いながら入ろうとすると「5時にはこの入り口のチケット売り場が閉まるので、ここからは入れないよ」と言われました。教会自体は夏期6時までなので、「パリミュージアムパス」を印籠の如く見せるとすんなりと入れてくれました。

サントシャペル

 

教会は二階建てになっており一階が王室奉公人、二階が王室の礼拝所。フランスはイタリアと違い、身分によって礼拝所が別れている場合があるようですね。一階には聖王ルイの像が建ち、窓はステンドグラスで装飾されています。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

一階

 

内部は薄暗く、その分光差す窓のステンドグラスの美しさが増します。

 

二階の王の礼拝所のステンドグラスはもっと豪華です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

二階礼拝所

 

内外の光量差が大きいので、ステンドグラスは撮影者泣かせです。個人的にはかなりアンダー目で、室内真っ暗くらいが綺麗だと思いますが好みもありますしね。

 

GoogleフォトのHDRはこんな感じです。アップロードするだけで自動作成してくれますが、ズレている気もします。手動で合成してやれば見られるようになるでしょうか。

 

ともあれ、サント=シャペル大変綺麗でした。この日は曇天でしたから、晴れた夕方などはもっと美しいかも知れません。是非とも晴天の日に、もう一度訪ねてみたい場所です。

Updated: 2016年3月28日 — 1:41 AM