橘の高校世界史

高校世界史のことを中心に・・・

意味の学習

歴史って、役に立つ?

学ぶ意味について、なのですがどんな事が考えられるでしょう。「歴史を学んできて良い事有った」とよく問われますが、別に女性にもてるわけでもありませんし、お金が儲かった事もありません。歴史を教える仕事をしているので、ご飯は食べられていますがそれだけです。
では歴史を学ぶ意味とは何か、一番は「楽しい事」だと思います。人は動物の中で唯一、自らがどこから来て、どこへ行くのか、を疑問とする存在です。私がここにいる理由、世界が今この姿である意味、それを知る事自体に楽しさがあると思います。
ただ、高校歴史教育の実際は極限にお寒いのが実情です。
上は「最近の若者は、日本が太平洋戦争をしたことを知らない」と世論調査が出れば「じゃあ日本史・世界史を高校で必修化だ」と騒ぎだす文科省・中教審です。全てが間に合わせでその場凌ぎ、内容を考え抜く前に、期限を切ってしまう組織です。小学校から高校まで太平洋戦争に触れない社会科科目はありませんし、英語・国語ですら触れるでしょう。重要なのは個々の教え方、結局は事の本質には全く触れようとはしません。日本全国津々浦々にハコモノを建てるのと、同じやり方を教育でもやっているのが実際です。
下の現場ではもう諦めているのかも知れませんし、授業以外の事に時間を取られすぎるのかも知れません。そもそも「世界史」と言う括り自体に問題も有りますし、史学を学んだ事の無い「歴史教師」が多すぎるのもあります。教科書を読ませノートをとらせる、ほとんどがそれだけの授業です。これでは授業が楽しかった、世界史が楽しかったなどと思えるはずもありません。
なので、ここでは学んで得られる実利の面だけに絞ってお話しなければなりません。

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