ヨーロッパでは七年戦争、新大陸ではフレンチインディアン戦争、そこは丸暗記ダメです

16から18まあ、ここを丸暗記しようとするのでみんな引っかかるワケです。どれがどれだったっけって。1600年代から1800年代にかけて、テューダー朝のエリザベスが亡くなり絶えた後は、

〔ステュアート朝〕ジェームズ1世 → チャールズ1世 →〔ピューリタン革命で中断〕→ チャールズ2世 → ジェームズ2世 → メアリ2世とウィレム3世 → アン →〔断絶、ハノーヴァー朝〕ジョージ1・2・3世でウィーン体制まで です。

ジョージ3世は2世の孫なので、かなり長いです、アメリカ独立からウィーン体制までいっちゃいます。もっとも途中、アメリカを失った精神的苦痛からちょっとおかしかったようです。

対してフランスは、ルイ13世 → ルイ14世 → ルイ15世 → ルイ16世 です。

1600年代の三十年戦争途中でルイ13世から14世に代わった後が結構長いです。ルイ15世は14世の孫・ルイ16世は15世の孫なので僅か4代です。アメリカ独立の時はルイ16世即位直後、革命で処刑されるのもルイ16世。

全く関係無いですが、ルイ14世と清が中国を征服した時の皇帝、順治帝は同年生まれ、即位も4歳で奇しくも同年、もっとも順治帝は24歳で亡くなりましたけれども。

本題の「ヨーロッパでは○○戦争だが、植民地では○○戦争」ですが、フランスでいうと「ルイ14世の戦争からルイ15世の戦争」まで、ヨーロッパの戦争と連動して英仏間で「第二次百年戦争」と言われる植民地戦争が起こります。

〔ルイ14世の戦争〕南ネーデルランド継承戦争 → オランダ侵略戦争 → ファルツ継承戦争 → スペイン継承戦争 →〔ルイ15世の戦争〕オーストリア継承戦争 → 七年戦争 →〔ルイ16世の戦争〕アメリカ独立戦争

ルイ14世は「嫁の持参金まだ貰ってない」と言い掛かりをつけ、まず手近なスペイン領南ネーデルランドに攻め込んだのですが、この時イギリスはオランダと第三次英蘭戦争中、オランダがイギリスと急遽講和してスペイン支援にまわります。よってこれは関係無し。

次のオランダ侵略戦争は、南ネーデルランド継承戦争でオランダがスペインを支援したことに対する報復です。ルイ14世がチャールズ2世を「ドーヴァー密約」で買収し、イギリスはフランスと共にオランダと交戦します。途中、イギリス・オランダは和睦し、チャールズ2世は両国関係修繕のため、弟ジェームズの娘、メアリをオラニエ公ウィレムに嫁がせます。よってこれも関係無し。

ファルツ継承戦争の時、ここからです。この戦争が起こったのは名誉革命とほぼ同時、戦争中イギリス王はメアリ2世とウィレム3世。これがウィリアム王戦争です。よって「ファルツ継承=ウィリアム王」

メアリ2世は夫ウィリアム3世より先に亡くなります。次からは王がずれていきます。スペイン継承戦争の時は、アン女王だったので「スペイン継承=アン女王」

オーストリア継承戦争の時は、ジョージ2世だったので「オーストリア継承=ジョージ王」

ところが、七年戦争もジョージ2世なので「ジョージ王」になってしまいます。もし2世が亡くなっていても「ジョージ王」に違いは無いですが…

よってここが「フレンチ=インディアン戦争」です。新大陸でフランスとフランスと同盟したインディアンがイギリスの敵でしたから、この名があります。

まあ、アメリカ独立の時は「イギリス王ジョージ3世とフランス王ルイ16世」これは頻出ですから覚えておいて逆算すればすぐ解りそうです。ここは丸暗記じゃ無くて理屈です。

まあこんな名前、本当に覚えないとダメなんですか、「七年戦争の時、新大陸でイギリスとフランスが戦争したんだ」ではダメなんですか、根本的〔蓮○的?〕な疑問は残りますけどね…

Updated: 2015年1月11日 — 6:57 PM

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